全国のミスチルファンの皆さん、やっっっっっとアルバム出ましたね!!!
私はなんとか近所のゲオで予約してフラゲしました!CDを店頭で買うのは本当に久々です・・・
まだ買ってない人はさっさと買いましょう、そして聞きましょう!
最近のミスチルはライブ活動が中心なんで音源メインのファンにとっては中々乗り切れなかった感ありましたがようやく新譜が聴けることをうれしく思います・・・!
そんなわけで3周くらい聞いたので感想書きたいなと思うんですけど、正直私は音楽的知識なんてのは皆無です!
内容がないよう状態のまだ新譜が身体になじんでない状態のフレッシュな感想ですが聞きこんでいったらまた追記していこうかなと思います
まだ聞けてない人・買ってない人は参考にしてください(参考になるとは言ってない
『重力と呼吸』 仕様と感想
まずはジャケットや仕様等についてちょろっと
パッケージはいつも通りの紙で色々折りたたむ感じのヤツです
銀の穴の開いたパッケージに三つ折りのケースが収納され、真ん中にCD、右側に歌詞カードが収納されてます
歌詞カードは4人が重力と呼吸メインビジュアルの色に染まる感じのアートワークがカッコいい
今回の特色として購入者はプレイパスでのCDとMVのダウンロードが出来るのがすばらしいですね
こういう感じの紙が封入されてます。無くさないように!
いちいちPCに取り込んでダウンロードとかしなくていいのって本当に楽でした
ただレコチョクのプレイパスアプリ使わなきゃいけないので予めアプリをダウンロードしておく必要はあります
今はPC所持してない人とかCD環境ない人も多いですからね、時代に合わせてきてます
ちなみにMVは『YourSong(FULL)』『YourSong(OriginalStory)』『SINGLES(FULL)』『here comes my love(FULL)』が収録されてます
『SINGLES』以外はフルでyoutubeで見ることが出来ます(逆に言うとSINGLESフルはアルバム買わないと見れません
全部ダウンロードすると約1Gの空きが必要なので注意です、またダウンロードせずストリーミング再生で見ることも出来ます(ただし通信料が発生するためWifi環境あった場所での再生推奨です
ただし、まだダウンロードやストリーミングでの配信はありません
iTunesなどの購入する配信はまだ近いうちにやりそうですがストリーミングは当分やりそうもないんじゃないかな?と思います・・・だってそんなに早く配信したら売れないじゃんね・・・
配信待ちの人もうっかりCD買ってダウンロードしちゃうといいですよ!(ダイレクトマーケティング
注意点としては朝ドラ『べっぴんさん』主題歌の『ヒカリノアトリエ』は収録されてません
アルバムの色的な問題でしょうか、深海の時を思い出しますね(次のアルバムに収録するのかな?
というわけで感想です
01.Your Song
フルMV公開されてました!ミスチル4人のバンドMVと林遣都出演のオリジナルストーリー仕立ての2つもありますね、太っ腹!
聞いてない人はまず見てみることをお勧めします
Newアルバムのトップバッターはアルバム情報解禁からshortverが聴けたYourSongです
同時発売の詩集のタイトルでもあるわけですからアルバムのイチオシと見るべき(聞くべき?)リード曲な訳ですが、正直な話かなり印象の薄い曲だというのがアルバムで聴く前の感想ですね
わかりやすく盛り上げるぜ!的な曲ではなく、爽やかで王道でスッと入ってくるけどパンチが足らないという印象
例えば今までで言うとアルバムのリード曲言うたら蘇生、Worlds end、エソラ、ロックンロールは生きている、Marshmallow day、fantasy・・・いやー中々すごいラインナップですけどシングルでも全然『売れる』感ある名曲揃いで、正直この領域かと言われると疑問だったわけです(わざと外しましたが彩と路線が似てるかも?
フルだったりアルバムで聴くとどう印象が変わるのかなと思ってたんですが、JENのカウントから始まるシンプルなバンドサウンドがスケールの大きな演奏で『君がいなきゃ』とありふれた日常を慈しむ歌を奏でるわけですよ
単純にいい曲、でもガツンとしたフックはない、スッと入ってきて、ああいい曲だなぁ終わる
このアルバムを象徴するような曲だ、と感じました
あとアルバムをエンドレスリピートしてると皮膚呼吸からのYourSongが凄く繋がりがいい
シームレスに延々と聞けます。フックが無い分飽きづらく聴ける気がする・・・聴きこむと化けそう
02.海にて、心は裸になりたがる
ライブ行けない私にもわかる。これはライブで絶対盛り上がるヤツだ!
はだかにー!なりたがってるよー!(おー!おー!
ってやるんでしょ!やりてーよ!
なんなんですかね、この瑞々しさ・・・今回のアルバムは若手バンドの影響が強いとは聞いてましたが本当に音が若い
テイストとしては80年代風の8ビートというんですか、パンクのテイストもありますよね?
懐かしめの曲調に若い音乗って聴いててとても気持ちいい。ミスチルでこういうのって本当に新鮮でたまらんw
聴きこんではやくカラオケで歌いたい!と思わせる曲だな~
しかし歌詞のこことか・・・
重箱の隅をつつく人
その揚げ足をとろうとしてる人
画面の表層に軽く触れて
似たような毒を吐く
皮肉たっぷりですねェ!
03.SINGLES
テレ朝夏ドラマ『ハゲタカ』の主題歌だったSINGLESですがフルで聴いたら印象かなり変わりますね
イントロは斜陽感感じつつ、Aメロは名もなき詩感も出てサビでガツンとミスチル!って感じ
2番のサビはエコーみたいなのが付いてて面白い効果出てて結構好きです
全体を通してJENのドラムがドコドコ響いてきて、特に間奏での暴れっぷりがたまらんけどJENライブで死にそうになるんじゃないかw
この曲に限らずナカケーのベースも田原さんのギターもジャンジャン主張しててバンドサウンド大好きマンにはたまらんよね
守るべき物の数だけ 人は弱くなるんなら
今の僕はあの日より きっと強くなったろう
この達観した強がりがなんともクるものがある
04.here come my love
フジテレビの冬ドラマ『隣の家族は青く見える』の主題歌
乾いたピアノから始まる壮大なロックバラードなわけですが洋楽的エッセンスが感じるサウンドが割と新鮮でいい
ドラマ自体は見てなかったんですが(フジだから)妊活がテーマなので歌詞もそれを連想できる感じでただのラブバラードより切実さというかしんどみがあるのが好き
『君に辿り着けるように』というのも『君』は卵子のメタファーっぽいですしね
あって当然と思ってた
ことも実は奇跡で
数えきれない偶然が重なって
今の君と僕がいる
ここなんか『君』と『僕』は親と子と解釈できるかもしれない
妊活までは行かなかったですが、中々妊娠出来ない時期があった身としてはとても来るものがあるんですよ・・・
それを熱く力強いシャウトだったりか細い泣きの声で歌われちゃたまらんですよ、最高
05.箱庭
タイトルで想像したのと一番違ってたのこの曲ですねwなんだこの前奏!ってなりました
曲調は明るい失恋の歌、overとか花言葉の系譜かな?小品だけど妙に味がある系というか・・・
サビメロは多分一番好き
不器用なまでにぼくはただ 君を大好きでした
赤太字のところの声張り上げるところ本当にエモい。たまらん。最高!!!(語彙力が無い
不器用なまでに、乱暴なまでに、残酷なまでに・・・という歌詞の展開がいいよね
失った恋の歌な訳ですけどまだ全然未練タラタラで非常に生々しくて萌えます
06.addiction
今作はダーク系が少ないかな?という印象なんですがこの曲が一番ダーク担当かな?
タイトル通りaddiction(中毒)が歌詞のテーマなだけあっていい感じにロックロックしてますね
最初のキーボードとかドラムとかピアノのレトロなオシャンティ感たまらんよ・・・
more more more!とかライブで盛り上がるんでsh(ry
『重力と呼吸』の中で一番エロい感じなんですが、それでもMonsterだったりフェイクだったりのようなデジタルで不穏な曲調だったり激しい感じまでは行きませんね、あえてそれをやらないのはアルバムとしての統一感を大事にしてるのかなぁと思います
しかしなんの中毒なのかは全く出てきませんが、いったい何の中毒なのかを色々と妄想させてくれるのがいい・・・萌えますね
07.day my day(愛犬クルの冒険)
タイトル判明の時点で愛犬クルってなんだよと総ツッコミだったこの曲ですがこれまたポップで若いサウンドですね!
そーでーーーいばーーいでーーーい!ってライブで皆で合唱しちゃ(ry
しかしよく歌詞を読むとこれ結構切ないですね・・・子に恵まれない夫婦が飼っていた犬、そして奥さまはもういない、主人と犬は幸せに暮らしてるーーーそういう曲だって曲調で気づけないよ・・・
このアルバム、明るめの曲調で実は・・・っての多いなあ
なんだろう、CHILDREN WORLD的な瑞々しさを大人のミスチルが今の技術でやった的な?
08.秋がくれた切符
箸休め的なホッとするような落ち着くラブバラード、お母さんのお惣菜みたいな安心感がいい
ミスチルには珍しい季節感がっつりな『秋』ソング
落ち葉を切符に例える感じとかニクイ演出がいいですね
でも内容としては停滞感漂う時期の二人の曲、ちょいビターな感じは
09.himawari
去年公開された映画『君の膵臓を食べたい』主題歌
これびっくりしたんですけど音源撮り直ししてますね、イントロのピアノとかボーカル、コーラスがかなり違います
シングルはもっと強さを感じましたがアルバムのは綺麗な感じというか切なさを感じるというか・・・
今更だけどこの曲の凄いところはBメロとサビが同じメロディだってところ
コード進行とアレンジでサビをちゃんと盛り上げてくるわけだけど1番と2番とラストで全部アレンジ違うじゃないですか・・・ラストに至っては完全にBメロをサビとして組み込んでさらにラストを盛り上げてくるじゃん・・・どうなってんだ本当に!
そしてこの曲のキモはCメロですよね、あそこがあるからラストが更にえらいことになる。曲調だけじゃなく歌詞的にもCの『僕』の弱さ、自虐的な部分があるからこそ最後の『君』の透明感が美しい
『死化粧』と『角砂糖』、『ひまわり』『陽だまり』の韻踏みも桜井さんの真骨頂って感じでやっぱいい
キミスイ的な歌詞に関してはこの解釈がいいよね、本当はキミスイ作者が同じこと映画公開してたあたりにツイートしてたと思うんですけどツイート消したのかな?
ミスチルの描き下ろし主題歌って内容を直接じゃなく意味深につなげてくるから単品として聞くのと違う味わいがあっていい
ラスト前の盛り上がりに最適な位置。ここ以外有り得ない。アルバムは曲順マジックがあるからたまらんよね
10.皮膚呼吸
ラストを締めくくる美しいバラードなわけですけど、これはもう歌詞ですよ歌詞!
もう完全にこれからのMr.Childrenの決意表明ですよね
もう自分探しで夢中でいられるような子供じゃない
意味もなく走って必死だった昔の僕を恨めしく思う
でも深呼吸して、皮膚呼吸して、無我夢中で取り入れたものが自分を作っていく
そして最後はこう終わる
このまま 苦しみに息が詰まったときも
また姿 変えながら
そう今日も 自分を試すとき
チャレンジャーとして前を向き、このアルバムは終わる
次はどうなるだろう、そういう期待をリスナーに持たせ、我らは次を待つのです
『重力と呼吸』総評
3年ぶりのアルバムが10曲!しかも既出曲収録しないのも多い!48分!遂に100%セルフプロデュース!
そういう意味でかなり期待や不安があったアルバムだったわけですが、凄く直球でMr.childlenというバンドを聞かせてくれたなぁというのが率直な感想です
ミスチルにしてはアルバムの時間短いし、曲そのものの時間も短めが多い
でも物足りないと言うよりは、全然聴きやすい。スッと入ってくるし覚えやすくて耳馴染みが早い
バラードでもギターもベースもドラムもきっちり主張して、ロック曲も所謂デジロック系は無くてアナログ的暖かさのあるサウンドが懐かしみと新鮮さをMIXしていいなぁってなりました
反面、曲単体のインパクトとかは若干薄め?初聴の感じは『Q』に似てるかもしれない、と思ったので聴きこんでいったら大化けしそうな予感がプンプンです
あと桜井さんのボーカル、限界ギリギリまで喉を酷使する感じは少な目ですね
これはライブを意識したのかな、と勘繰ってしまいました。というのもミスチルって基本的にCDの本テイクの音源こそが本陣で、ライブの完成度だったり歌いやすさは二の次って解釈だったと思ってたんですが(いやそれでも歌ってきますけどね!
限界のギリ一歩手前で抑えてライブ映えする歌にした・・・ということは今後ライブメインなのかなぁと・・・ライブいけない勢としてはつらい(うらやましくて
後はタイトルですね、『重力と呼吸』ーーーこのタイトルは意識しづらいけど生きていくことに必要不可欠なもので、このアルバムもそういうものにこれからなっていくのかなと思う
前作REFLECTIONは今できるミスチルの全てを出し切った感があって大好きなんですが合計120分の{Naked}のお腹いっぱい感は凄かったし、{dlip}は大好きな放たれる未収録で物足りなくて、{Naked}という素材でマイドリップ作ってで各自楽しんでね感があった
曲そのものの魅力やインパクトはかなりのものでしたがアルバムそのものの完成度って意味では高くは無かったな、と・・・あれはベスト盤的な認識で聴いてたりします
今回のアルバムは逆にアルバムとしての『完成品』を出してきた感があります
もうアルバム文化も廃れて単曲を自分好みのプレイリスト作るのが主流になったこの時代にこれを出してきたわけですよ
アルバムって製作者本人による『最新曲の最高のセレクト&曲順で送る最高のプレイリスト』じゃないですか
大好きなミュージシャンの最新アルバムって最高の贅沢だと思ってるんですよ
私に『アルバム』という作品の楽しみ方を教えてくれたミスチルが、好きになってもうすぐ25年になってまだこれだけ瑞々しい曲を送り出してくれることに本当に感謝してもしきれない
同時に桜井さんにこの作品を作り出す衝動を与えてくれた若きバンド達にも本当にありがとうと言いたくなりますね
次のアルバムは『重力と呼吸』の反応を元に方向性を決めるとか聞きましたが、今回私の語彙力のない感想をブログに書いてみたのはその反応のひとつになりたかったからです(イエーイ桜井さん見てるぅ?
この記事を読んでると、いつかは終わりが来るのだと否応にも意識してしまう
「Mr.Childrenはこれからも第一線で戦っていくんだっていう宣戦布告です」。
新作をリリースしたMr.Childrenの桜井和寿さんがそう語る裏には、25周年を終えての心境の変化がありました。桜井さんが考える「今自分たちが鳴らしたい音」とは。(撮影:太田好治)https://t.co/2qeHKBlOrR pic.twitter.com/CduSPhcsKI— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 3, 2018
だからこそライブいけないファンでも、ちょっとは足跡残したいのです
勿論聴きこんでるうちに色々変わってくると思うんですけど、そのたびにチマチマ追記するか聴きこんでみた感想記事書くかするかと思います
というわけで引き続き『重力と呼吸』祭りじゃー!!!
アメトーークのMr.Children芸人も最高でしたね!
↓アルバムと一緒に読むといいぞ!↓
↓勿論アルバムは買って聞こうぜ!↓
↓昔のも聴きたいなら25周年記念ライブのブルーレイがいいぞ!↓
【早期購入特典あり】Live Blu-ray 「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」[Blu-ray](2Lサイズポストカード付)
コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは!
記事、拝見させていただきました。
今回の重力と呼吸ツアー。先日の埼玉公演行ってきました。
【海にて、心は裸になりたがる】まさにライブ映えするノリ曲。新しいノリ曲の誕生を目の当たりにしました。エソラでもない、Fanfareでもない、そしてmarshmallowDayでもない!まさに新ノリ曲!!
ですが、愛犬くるの冒険、箱庭は、セトリから外されていました、ちきしょですよね!
やはり、今回のツアーの目玉は、海にて心は裸になりたがる!これに尽きます。
ライブ現地レポート、僕もブログにアップしていますので、ご縁がありましたら、是非読みにきてください。