衝撃の展開から1週間、今週もマガジンで一歩読みました。12ページでしたが・・・
ページ数はアレですがただただじんわりとつらくなるな本当に・・・
そんなわけで今週も一歩感想&考察です
勿論がっつりネタバレなので気を付けてお読みください
なお私は不満はありつつもはじめの一歩の大ファンであり幕之内一歩・鷹村守ファンでありますのでアンチ意見をお求めの方もブラウザバック推奨です
↓先週までの感想↓
Round1203 夜暗 あらすじ
『夢ーーー霧散 世界に向けて再始動となるはずのリング上 横たわっているのは幕之内一歩』
一歩へ駆け寄る鴨川会長・八木・篠田、喜ぶゲバラ陣営
静まる両国国技館が静寂に包まれる
失神した一歩に駆け寄るリングドクター、将来の展望よりも一歩の容体が心配されている
立ち尽くす宮田。幕之内は最初から最後まで距離感が狂っていたのだと拳を握り、悔しさを滲ませる
リング上で目を覚ます一歩、起き上がり会長の「終わった」の一言に負けたことを認識し、顔がゆがむ
鴨川会長は一歩を抱き寄せ「終わったのじゃ」ともう一度言い聞かせた
一歩へと拍手を送る観客
医者や八木は担架を待とうと止めるも、挨拶をしたいと立ち上がる一歩
拍手の中、悔しさをにじませながら頭を下げる一歩
そして、控室では鬼の形相をした鷹村が次なる戦いに備えていたーーー
感想
終わってしまった・・・
いやゲバラ戦がね、現実です・・・!これが現実・・・!orz
今週は短いページ数ですがリングから去る一歩を丁寧に描写してましたね
起き上がり現状を認識して歪む表情がリアルでリアルで・・・
終わったのじゃと抱き寄せる会長の優しさがね、『幕之内一歩』というボクサーの終わりを物語ってるのがつらい
一番キツかったのは拍手の中の礼のシーンでしょうか
担架拒否してリングサイドで拍手の中悔しさをかみしめながら頭を下げる一歩は「これがボクサーとして最後の挨拶だ」という感慨が籠っちゃってるじゃないですかヤダーーー!!!
そんな中、鷹村の形相がクッソ怖い・・・
来週、控室で一歩との対面があるだろうけど、怒りか呆れか無視か・・・
この表情には一歩への、そして会長への怒りも混じってそうだと個人的には思ってる
弱くなった発言から一貫して、一歩が上を目指すのは無理だからリングから降りろとずっと言っていた
壊れてると、タオルを投げて試合を止めろ、非情でも一歩の将来を思えばそれが最善だと早い段階から腹くくってます
拾ってきてボクサーへの道に引きずり込んだ張本人だからこそ引導を渡す役目も背負ってるのだろう
それに会長への思いが極まってヤンデレ一直線じゃないですか・・・
セコンドの会長とどんなやり取りするんだか本当に怖いです
宮田一郎君の声で…(丿 ̄ο ̄)丿 pic.twitter.com/nXPPHsaEIU
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) November 28, 2017
しかしこの空気の中で試合かぁ・・・
雑な勝利でいいからはやく終わってほしいけどなんか右目のこともぶっこんできそうで嫌な予感が止まりません
今後の考察
失われた『距離感』
まぁ12ページだしあまり進展はないのですが宮田から『距離感が自分のものではない』という言葉が出ましたね
パンチドランカー、具体的にどんな症状が出ているのかわかりませんでしたがやっと判明しました
実際これを念頭に119巻読むと本当にパンチの当たり方雑ですね。まぁいつも雑だからあまり気づかなかったけど・・・
これ、ボクサーには致命的です、この先もし復帰ルートやるならばこれを克服しないと話になりません・・・特にカウンター使いの宮田に対しては尚更
距離感を取り戻すって出来るのか・・・?感覚的なことだし正直今の医学じゃ無理な気がするんだけど・・・休んで治るってもんなのか・・・?リハビリとか出来るものなのか・・・?助けて真田先生!!!
幕之内一歩は引退するのか
でも今回の展開で実感したけど、一歩は一旦引退しますね
そこで物語が終わればはじめの一歩は本当に残念すぎる終幕になっちゃいますけど・・・私はあくまでも復帰ルートを支持していますのでそれを前提に考察します
1年か、2年か、それ以上かーーー一歩は今25歳くらいかな?なら27~8歳あたりならワンチャンあるかも
思えば伊達さんも復帰したのはその位の歳でしたし・・・(老け顔とか言わない!
もしかしらたら引退してる間に久美ちゃんと結婚するかもしれませんし・・・子供産まれてるかも・・・ああでもこの展開はまんま伊達さんだ・・・
ただ、もうリングの上で引退の決意固めちゃってるとしか思えない今の状態で、また戦う意思を取り戻すって並大抵のことじゃ無理だろうなと思う
復活の鍵は誰か
やっぱり鍵は宮田一郎か、あるいは鷹村守か、大穴で千堂武士か
宮田一郎の場合
宮田だと、一歩が引退しても階級上げずにフェザー級にしがみついていつまでも一歩の復帰を信じて身を削り待ってるかも・・・とかどうだろう。それとも階級上げてライト級世界王者になって一歩が復帰したらベルト投げ捨ててフェザーに戻るとか?(でも今はライト級に間柴もいるんだよなぁ
個人的に八つ当たり気味に宮田VSゲバラ実現して瞬殺しそうだなって思います。そして虚しくなるんでしょう・・・
ちなみによく言われる鴨川ジムの地下リングで宮田とスパーやって終わり説はあまり支持したくないんですよね
プロのリングで戦うために鴨川ジムから去った宮田の人生が本当に無駄になるじゃないですか・・・あの二人はもっと華々しい舞台で戦って欲しいんですよ・・・
鷹村守の場合
鷹村の場合、会長か鷹村の身にに何かが起きてしまうパターンですかね
一番最悪のパターンとしてはやっぱ死でしょうか、会長はお歳がお歳だけに本当に怖い
特に一歩がこんなことになっちゃって精神的にガクッといっちゃいそうで・・・また倒れて入院とかは本当にありそう
鷹村も鷹村で右目は深刻化してるとしか思えない。いつか致命的ななにかが起きそうというかフラグはビンビンに立ってると思う
鷹村がいくらベルトとってもきっと鴨川会長の拳の後継者はあくまでも一歩で、会長の夢を託せるのはお前しかいないんだよ・・・!的な展開とか・・・
元々、ああいう主人公を引っ張っていくアニキ系のキャラって死んだりして退場するパターンというのが多いんですよね
例えば僕のヒーローアカデミアのオールマイト、例えばグレンラガンのカミナ、例えばからくりサーカスの鳴海(復活したけど
ああいう弱い主人公を引っ張ってくれるキャラというのはとても便利で話を動かしてくれるけど、主人公の成長という観点で見ると依存してしまうので邪魔になるらしく退場させるのがセオリーだとか
事実63巻の唐沢戦前で鷹村が旅に出ていないとき、一歩は気が引きしまらず不安に襲われるという描写がありました。あれは鷹村への精神的な依存を感じたシーンでしたね
そういうものを乗り越えるための鷹村の退場劇・・・もっとつらくなるから勘弁して欲しい(´;ω;`)
千堂武士の場合
彼はやっぱメキシコにいくんだと思いますが、最終的にリカルド・マルチネスと戦うのでしょう
でも善戦は出来ても、おそらく負けてしまうのだろうと思います
そして一歩にバトンタッチを・・・それ伊達さんのパクリや・・・
まぁパクリは兎も角、長らく出てないリカルド・マルチネスの強さを見せるための試合として千堂が戦うことになるのは割と既定路線な感じもします
しかし引退から復帰するボクサーって展開はどうやっても伊達さんとかぶるのがアレですね・・・
まとめ
まぁ今週はただただ一歩が負けたという事実が染みる回でしたので考察はこのくらいかな
本当に最近水曜日がつらくてしょうがないけど先が気になってしょうがないです
正直しばらく辛い展開は続くことは覚悟の上なので来週の鷹村の戦いを見守りたいと思います
P.S.真面目にはじめの一歩の今後を議論や予想をしてみたい方いらっしゃいましたらコメント欄にどうぞ!(なおアンチ意見は無視する模様です
コメント
コメント一覧 (4件)
またまた真面目に考察
もしここから復帰という話にもっていくとしたら、作者には超人的ストーリーング能力が必要でしょうね(面白さを維持しつつ論理性も破綻しない、という前提です。無茶苦茶でいいなら簡単ですが)
今回の試合に関して1つだけ可能性があるとすれば、一歩は中盤のダウンでマットに後頭部を強打してますから、その影響で一時的に距離感等々が狂った、ぐらいですかね
まぁ、それまでの事があるから苦しいですが(^_^;)
あとネットでは色々言われていますが、私が思うにどれも実現性は薄いですね
パンチドランカーからの復帰
実はこれが一番あり得ないかと
前のコメントで書いた事もありますが、もうひとつ大きな問題
それは元々の一歩のモチベーションです
皆さん周知の通り、一歩にはボクシングに人生をかける、というような考えはありません
もちろん、世界チャンピオンも目指してはいませんよね
なので復帰する意味がありません
お母さんを悲しませて、最悪一人残してまでボクシングを続けたりしないでしょう。(現に速水戦前に引退しかけました)
どちらにしてもパンチドランカーが治ったらの話ですが、これが難しいのは前回のコメントで書いた通りです
よく考えたら一歩の精神的立ち位置は青木村に近いのかも
板垣の方が鷹村寄りかもしれませんね。
人生をかけて、っていう思いがない極めて稀有な主人公です
宮田や千堂、間柴やヴォルグ等ライバルは皆鷹村側なのに(笑)
あと宮田との地下スパーリング
これもねぇ
皆さんの気持ちはわかるんですが、難しいかなぁ
何故かと言うに、一歩ではなく宮田のモチベーションが問題です
パンチドランカーの一歩に宮田が本気でスパーリング出来るとは思えません
怪我人や病人相手にするのと同じですから
勝っても嬉しくないだろうし満足も出来ない、しかも下手をしたら一歩のパンチドランカーを悪化させ、最悪死に至らしめるかも・・・
こんな状況でスパーリングなんて無理でしょ?
一歩だって本気じゃない宮田とやりたいかな?
それにそもそも今の一歩じゃ宮田の相手にならないだろうしね
まぁ、最終回の記念スパーリングなら有りうるかもですが、そんな気の抜けたスパーリング見たくもない
あ、あとこの試合は色々な意味で残念でした
こういう鬱展開やバッドエンド、実は俺は大好きなんですが(笑)、キャラの描き方がね
まず明らかに格下相手に、しかも勝てた試合だった事
新型デンプシーにこだわらず普通にボクシングしてたら勝ってるよなぁ、って。
まぁ、格下&こだわり含めてパンチドランカーの伏線なんですが、フラストレーション溜まりますよね
それと会長はもっと早くタオルを投げるべきですよね
別にタイトルマッチじゃないんだから、選手の身体に異常を感じたなら止めるべきです
この試合に負けたところで一歩のボクサーキャリアが終わるわけじゃないし、少し遠回りするだけ
異常が無ければ改めて頑張れば良いんだから
鷹村も本当に一歩が壊れてると思うなら、そして一歩をボクシングに引き込んだ責任を感じているなら、一歩や会長を案じるなら試合前に止めるべきでしょう
一方、この試合中の鷹村の言葉をヒドイとか言う意見も見ましたが、俺は全然そんな風には思いませんでしたがね
むしろ愛に溢れた真っ当な言葉だったと思います(*^^*)
まぁ、本当に引退で終わるのか、はたまた奇跡のV字回復(内容のね)があるのか(笑)
注目ですね(^_^;)
この前現れたばかりなのに、駄文長文で失礼しました
>kazukiさん
コメントありがとうございます!真面目な長文考察大歓迎ですよ~!
中盤のダウン、あの小さくゴキンとかいってたやつですよね・・・あれなんかの伏線っぽいんですよね・・・でも距離感に関してはその前から狂ってたからあのダウンがあったっていうのもあるので難しいところですね
個人的な意見ですけど一歩の『ボクシングに人生を賭ける』ってのは昔はその領域にいたんだと思うんですよ
沢村戦のとき、選手生命どころか命を賭けても沢村に勝つっていう狂気が確実にありましたし、久美ちゃんとの会話で『死んでも勝つ』っていうのに否定しなかった
ところがいつからかそれが無くなったんです。だから『弱くなった』なんだと思います・・・元は強かったと
ここを克服するなら、沢村戦の時の怒り以上のモチベの維持が必要になるっていうのがおっかないところです・・・
宮田のモチベは確かにそうなんですよね、距離感狂った一歩に勝っても全然面白くなさそうだし、今の状態でスパーとかありえない
ならパンチドランカーの症状をどうにかしなきゃいけない・・・いや本当にどうするんでしょうね、リハビリでどうにかなるもんだと思えないけど、どうにかしないと詰んでる・・・
まぁそんなだからはじめの一歩が大炎上してるわけですが^^;
この試合の会長は本当に煮え切らなかったですね・・・負け=一歩の選手生命が終わるって意味も理解してたと思うんで躊躇するのはわかるんですけど結局二人とも不幸になっただけっていう・・・鷹村は本当に全部お見通しでしたね。一歩も会長にも愛があるからこその態度だと思います
V字とまでは行かずとも逆J字くらいは回復して欲しいですw試される森川ジョージ・・・信じてますから!例え休載減ページ続きでも!w
1つだけ確実に言えることは、パンチドランカーである、と確定した時点で一歩の復帰は100%無いという事です
リハビリして・・・パンチドランカーのリハビリはボクシングをしないこと以外無いんですから
もうひとつの大きな理由
それはこの「はじめの一歩」の世界観です
この物語の登場人物は皆、マトモな人達なんですよね(笑)
我々と同じ常識を持って社会の一員として働いて暮らしている人達です
唯一の例外が鷹村でしょうか
なので、パンチドランカーの選手をリングに上げる選択自体があり得ないかと
よく比較される「あしたのジョー」ですが、あの作品は真逆・・・ジョーを筆頭に主要人物のほぼ全員が異常者です(笑)
ジョーは自己中でボクシングが全て
自分を愛してくれる女もかえりみず、友もいない
丹下会長はアル中で同じくボクシング以外は何一つ知らない社会不適合者
ライバルの力石徹、カーロスリベラ、そして最後までジョーを愛した葉子、皆常人の感性ではありません
唯一マトモな感性を持っていた(笑)マンモス西はボクシングをやめて、同じくジョーを諦めた紀子と結婚して物語から去っていきます
まぁ、ジョーはこういう人達が作り上げた世界観の物語だから、最後にパンチドランカーでありながらリングに上がった・・・いや、上がることができたのです
対して一歩は・・・どう考えても無理かな
鴨川会長に限らず八木、篠田、猫田、団、その他ライバル達のトレーナーを含めた全員がマトモな常識人です
パンチドランカーの選手をリングに上げる・・・いや、むしろ選手が廃人にならないようにすることが己の仕事だと考えている人達ですから
ですから、もし一歩がボクサーとして物語が続くとしたら、パンチドランカーではなかった!という事でないと不可能だと思います
ただ、あれだけ色々やっておいて、パンチドランカーではないって話にするのは難しいでしょうね~
それに、仮にそのように持っていけたとしても、果たしてファンの人達が納得できるでしょうか?
どちらにしても、茨の道ですね
>kazukiさん
現実のボクシングはあまり詳しくないのですが、一歩のいまのところの症状として作中で出たのは「ゴンザレス戦直後、線をまっすぐ引けなかった」「距離感が狂ってる」「頭部ダメージで失神しやすい」「試合中の記憶が抜けてる」というのがありました
若き日の猫田さん程ではないですが距離感と失神しやすいのはボクサーとしては致命的と言えます
逆にそこさえクリアできたら・・・?という漫画パンチドランカーだったりしませんかね・・・まぁショットガンとかやってる世界ですし(無茶苦茶
パンチドランカーでもリングに上がる方法・・・どうするんでしょうね?wもう一歩が絶対認めず大丈夫言い張っても普通は無理でしょうけど、死んでもいいから戦うんだとリングに上がるのかな・・・いやそれを止めるのがトレーナーの役目ですけどね
実際にパンチドランカーかもしれない状態でリングに立ったボクサーとかいないのかなと調べてみたんですが渡辺雄二というボクサーが割と一歩と同様のケースだったらしいですね
国内で人気のディフェンス甘いハードパンチャーで世界戦敗戦後、再起戦でも敗れ(しかも対戦相手の名前がゲバラw)その後も勝ったり負けたりしながらもリングに立ち続けた・・・恐らく最初の世界戦でパンチドランカーになってた疑惑があったとか
これをモデルにしたのか、とも思うんですがどうでしょうね?
まぁ70年代の話ですし、一歩の作中は恐らく1999年世紀末・・・昭和とも今とも違う微妙な時代ですが現実的にありうるかどうかは知りませんが、作中内でそれなりの説得力は欲しいですね